2013年09月30日

石化柳のお生花

石化柳のお生花は、とても難しい。

暴れまわるように曲がりくねった美しい枝先は
「私、こちらの向きしか見せないわ」と、女優のように
使える向きを限定してきます。

丸くなることを拒否するように平たくつぶれた幹は
「もうちょっと向きを変えて・・・」とお願いしながら根本を回転させても
気づくと元の向きに戻っている頑固者です。

まるで人の手で姿を変えられることを拒んでいるよう。


石化柳のお生花、お稽古では7本入っている柳を7本生けにします。
つまり、「この枝は癖が強すぎるから使わない」とは言えない。

他の花材よりも少し、緊張してしまう花材なのです。

これに挑んだのが一史さん。
ヒバ・行李柳・石化柳と3種類用意していましたが
迷わず石化柳を選んだ怖い者知らず、いえ、チャレンジャーでした。

一史さん石化柳.JPG

ちょっと足が短めではありますが、立てるだけでも大変なこの柳、
最初に広げた花材を見て「うわ…」と思った瞬間から、
完成するまでの過程を共に戦った(そう、戦ったのです)ので、
生けあげた爽快感はひとしおでした。

作品全体の力強さと、特に添(左側に伸びた枝)に使った枝、
ワイルドな曲がりっぷりを良くまとめたと、家元も感心していらっしゃいました。




そしてショーウィンドウ用に生けたもう一作の石化柳がこちらです。


石化柳.JPG

上手くまとめたけど、ちょっと石化柳のワイルド感は控えめ・・・。

次回は一史さんの石化柳らしい自由な枝使いとショーウィンドウの花型のまとまり感、
2つの融合した姿を目指しましょう、ね、一史さん。そして皆さんも。






ラベル:お生花 石化柳
posted by 385 at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | お稽古のお生花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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