2009年11月09日

故郷に錦を飾る


錦Iさんは会津のご出身。

お里帰りの際に、東京で磨いたいけばなの腕を披露するため、
ちょっと豪華な花材を用意してお稽古しました。

花材は、お生花の王道「孔雀ひば」に、日本の花「菊」。
背筋の伸びそうな組み合わせです。

背筋を伸ばして写真を撮ったら
留(右に伸びた枝)が下を向いて写ってしまいました。
が、実際は水平に流れています。

Iさんは先日、
「自分の趣味で生けていたけれど
人のために、人に見てもらうために生けるのも
楽しいものですね」
とおっしゃていました。

お花を生ける目的は人それぞれです。
皆さんそれぞれに楽しんでくれたら良いな。


お稽古終了後、その足で会津に帰ったIさん、
バスの中にお花忘れませんでしたか?








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2009年10月14日

秋の草物

秋です。

道端の雑草が、風に吹かれてさわさわと音を立てています。

『和』を意識してしまう季節ですね。

なんだか、お花を生けるのが似合う季節でもありますね。



秋の草もののお生花です。


杜鵑まずはホトトギス花弁の模様が鳥の杜鵑の胸の模様に似ているので
この名が付いているそうです。

秋の代表的な和花です。

今回のホトトギスは花の色が少し濃い目で
少し華やかな印象でした。

生けたのは金曜日のKさん。

この器は以前、都古流の名入りであつらえた
生花用の器です。

お稽古用の寸筒よりも少し、
よそゆきな作品に仕上がりました。

器選びでお花の印象もずいぶん変わります。



アスクレピアスもう1作は洋花です。
この花の名前は『アスクレピアス』。
高速道路の脇によく見られる「夾竹桃」の仲間です。

今回初めてお稽古に使いました。

細くて柔らかい茎は決して扱いやすいお花では
無いのですが、
Oさん(新婚)は、優しくさらっと生けて下さいました。

心の豊かさがにじみ出るのでしょうか?



Oさんをはじめ、最近はふと気付くと
驚くほど上達している方が多く見られます。

『いつの間に・・・?』

驚きつつ、自分を反省しつつ、
喜んでしまう今日この頃です。





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2009年07月01日

山開き


留受の富士7月1日、富士山山開きです。

この時期に合わせて、都古流では
6月の研究会にはよく富士山を勉強します。

先ずは留受の富士。
これは留受という役枝を富士山に見立てた形です。

木曜日の研究会でKさんが生けました。

都古流には他に中段の富士・高受けの富士という
富士山をかたちどった花型があります。






富士2そしてもう一つ、二重切で生ける富士。

上段は高くそびえる富士の山、
下段は渓流を現しています。

これは金曜日の『特別研修部』という、ベテランの方々のための
専門的な研究の集まりでの課題でした。


本物の富士山の雄大さ・美しさを再現しようと努力しています。
しかし毎回、新しい発見があるので生けあがっても終わりとならず、
次回の宿題になります。

この次はどんな富士山にするのか、
今回の課題を書いておかないと・・・。





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2008年06月25日

リアトリスって・・・


リアトリス
リアトリスって和名『穂槍草』、その名の通りに
槍のような真直ぐの茎(穂?)の先に紫色の花を咲かせます。

リアトリスって撓めも効き(曲げることができ)、草物の生方を覚えるには最適の花材なのです。

今回はこのリアトリスを使ったIさんのお生花です。

3本生けから始まり、5本・7本と奇数で増やしながら
最後は写真の通り9本生けで完成としました。

Iさんは最近とても撓めることが上手になり、
今回のリアトリスもとても美しい曲線を描いています。

なので、
『とても良く生けられたと思いますよ』
と、お話したところ

『でも、リアトリスって・・・
  大阪のおばちゃんみたいですよね〜』

隣にいた大阪出身のSさんも
『います、います!!!』

そうなんだ、知らなかった・・・。

大阪のお母様方、花のように美しいのですね。
ホントの理由は自分の目で確かめるまでは秘密にしておきます。
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2008年04月17日

古典生花とモダンなお生花

都古流は家元も、そして生徒さんもお生花が得意です。

今回はお生花特集で行きましょう。


黄葉手毬最初の作品はIさんの古典のお生花。
花材は黄葉手毬です。

この黄葉手毬、太い枝は楔撓め・細い枝は手の力で撓めていきます。
正味2年のキャリアのIさんは最近お生花に目覚め、
自由花とお生花両方を勉強する『兼修科』から
お生花のみの『立活科』に変りました。
毎週お生花を勉強しているだけあって
特に楔撓めがとても上手にできるようになりました。
 
ご自身で決めた今週からの新たなる目標は
『自分で考える』です。

それにしても黄色の葉が美しい黄葉手毬でした。



グリーンベル二作目は、大ベテランのKさん。
花材は、とても可愛らしい草物のグリーンベル。
名前の通り、緑色と白の丸く可愛らしいベルの形をしたお花がたくさんです。

しかしこの花、見た目の可愛らしさとは裏腹に
細く柔らかく、そして長さの揃った茎がくせ者、
非常に生けづらい花材でした。

ベテランのKさんもちょっと手こずった一作。
でも、そんな苦労を感じさせない
軽やかな作品に仕上がりました。

花材は今風ですが、これも手法はれっきとした古典生花なのです。
古典生花なので本当は花台の上に載せますが
これはお稽古の作品なので、省略してます。




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2007年09月18日

今週は、モダンでした。

今週は、今までの「秋」のイメージから少し離れて、洋花を中心とした現代的なイメージのお花でのお稽古でした。



レウカデンドロン最初はYさんのお生花。
花材はレウカデンドロン。
色が綺麗で小さめの作品ですので、お家の中のどんな場所でも飾っていただけるのではないでしょうか?

お生花は元々、床の間を飾る為のお花として発達してきたものです。が、床の間に限定するのはもったいないと思うのです。
伝統をそのまま伝えるのもとても大切です。でも同時に永い時の流れの中で、花を変え、器を変え、でも永年培われてきた技と様式美は損なうことなく、日本の伝統を今に生かす・・・ことが出来たらいいなと思います。





パンパス・トルコギキョウ・ポポラス
もう1作は自由花。
入会半年のNさんは今、傾真型という型を勉強中です。
今日の花材はパンパスグラス・トルコキキョウ・ポポラスの3種類。
花の淡い色合いに、金属の花器を合わせて華やかでシャープなイメージに生けあがりました。

Nさんは今夏スペインを訪れ、フラメンコに魅せられてしまったとのこと。
そしてこの日のNさん、フリルと水玉模様の美しいフラメンコ・エプロンスタイルでのお稽古でした。
Nさんも教室も、いつもより華やかかつパワーアップしたみたいで、とっても楽しくていい感じでした。

私もエプロン、こだわってみようかな・・・。



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2007年07月04日

6月の作品、まとめて


粟とアルストロメリアのお生花
気づいたらもう七月、七夕です。
家の前の工事現場にも、短冊がたくさんつけられた
巨大な竹が二本、揺れています。

6月、作品をご紹介してませんでした。
こちらは、木曜日のSさん。
粟とアルストロメリアの、爽やかな色合いの新生花です。

Sさんは生けるのがとても早いのです。
この作品も、みんながちょっと目を離してるすきに
生けあがってました。
お花は手早く生けたほうが傷みが少ないといわれます。Sさんの生けたお花は他の方のよりも長持ちしてることでしょう。




粟・マメグンバイナズナこちらはO先生のサンダーソニア・マメグンバイナズナの新生花。
小さな作品でしたが、とても印象に残ったのでご紹介します。
ナズナはぺんぺん草にそっくりです。
これを生けた日はとても暑かったのですが、そんなことすっかり忘れるような、涼やかで軽やかな作品でした。











太藺と睡蓮最後にショーウィンドウを飾っていた睡蓮と太藺の古典的な水盤のお生花です。
写真が綺麗に撮れていなくて申し訳ないのですが、この作品はかなりたくさんの方が足を止めて、見てくださいました。

暑い日に、水をたっぷり張った水盤に浮かぶ睡蓮の花、日本の夏の楽しみの一つです。

これからも和の風情、伝統の美しさをお伝えしたいと思っています。





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2007年01月12日

お正月の花


千両あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

お正月、皆さんのおうちには どのようなお花を飾りましたか?
お正月というと、松・竹・千両などが代表的なお花ですね。
ということで、床の間に千両のお生花を活けました。


『ちょっと縮尺がおかしい・・・』


そうなんです。これはお生花の解説に使うための床の間模型に活けたミニチュアお生花です。ちなみに縮尺は1/10。

今はバイオの力で、植物をかなり大きく育てられるみたいですね。近いうちに、千両も実際にこんなに大きくなるのかもしれません。

でも、赤くて小さい実は、持ちが良く、しかもかわいいです。

posted by 385 at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | お稽古のお生花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月10日

8ヶ月目の岩南天


8ヶ月目の岩南天今日の作品は、岩南天のお生花です。

活けたのは、入会8ヶ月目のHさん。
最初はお生花に苦労していたHさん、初心者だとばかり思っていたのですが、いつの間にかお一人で活けられるようになっていて、今日はうれしい驚きでした。

しかも、今日の岩南天は特にもろかったようで、撓めようと(撓める=曲げる)するとポッキリ折ってしまう方が続出した中、Hさんは軽やかに鋸の音を響かせながら、全ての枝を無事撓めたのです。(拍手)

入会一年未満で、よくぞここまできてくださいました。
今後を楽しみにしていますので、この調子で頑張ってくださいね!

また、お生花に興味のある方、ぜひいらして下さい。
あなたも、一年で見違える程上達しちゃうかもしれませんよ!
posted by 385 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | お稽古のお生花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

オレンジ・キューピット


オレンジキューピット
『オレンジ・キューピット』という名前のお花が届きました。(でも黄色い)
直径15o位の小さな花と、ひょろひょろとした茎を持つ植物です。

名前が可愛らしいので、可愛らしいお生花にしようと思っていたら、わりとワイルド系に出来ました。
野生のキューピットというところでしょうか。
でも、キューピットには理性がありそうなので、野生はありえないんでしょうか?

ちなみに、色違いで『ホワイト・キューピット』も入りました。

しかし、なぜこれが“キューピット”なのか、ぜひ知りたいものです。知ってる方がありましたら、ぜひ教えて下さい。

昨日、ちょっと面白そうなお問い合わせがありました。内容はまた後日に。で、生徒の皆様にお願いします。今週、可能な方はぜひ土曜の午後にいらして下さい。
posted by 385 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | お稽古のお生花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月26日

黒いダリア


ダリアの手桶黒いダリアが届きました。
黒、といっても実際はとても濃い紫色です。
しっとりと艶やかな花びらに、うっとりしてしまいました。

5本で手桶に生けてみました。
黒い花器に黒い花、緑の葉。



写真を撮る際、板に乗せるのを忘れてしまいました。
(お生花は、花台か敷板に載せて飾るものなんです)
でも、ダリアがあんまり綺麗だったので、ご紹介させて戴きました。
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2006年06月21日

グリーンハート


グリーンハートのコンポート新しい花材が届きました。その名も『グリーンハート』
葉のように見えるのは種の入ったサヤ(?)で、これがなんとハート型なのです。光に透かすと、小さな種が詰まっています。

取り合わせは、鳴子百合とチョコレートコスモス。

お生花の作品を2つ、ご紹介します。

1つはコンポートに活けたWさんの作品。1作品にまとめたので、可愛く豊かな作品となりました。ちなみにWさんは新婚さん。
新婚さんが家にハートを活ける、か・・・。




グリーンハート2株もう1つは子持ち筒に活けたベテランOさんの作品。花材の自然の曲がりを生かし、2筒それぞれの表情を変えています。

最近は聞いた事のない名前の、新しい花がたくさんありますね。教室にも、花材辞典に載ってないお花がたくさん届きます。
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2006年06月05日

夏らしいお花2


夏らしいお花2もう1つ、夏らしいお花をご紹介します。

以前友人に連れてってもらったガラス工場で買ったタンブラーとアイスクリームグラスを使いたくて活けました。

花材はいぼた。これはお稽古に使ったあとの切り落としです。なのでお花代は無料。

器の中が透けてるので、その分お花の「足」が長く見えてしまうことに気付きました。これは今後の課題。

ちなみに、70歳くらいのおじいさんから「この花器はここで買えますか?」と、お問い合わせがありました。へへへ・・・可愛いでしょ?
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2006年05月25日

エセ杜若と杜若


模型先日の日曜日、杜若の研究会をしました。

杜若のお生花は葉の組み方・配し方や季節による
変化など、たくさんの決まりがある花材です。

これをどうやって解りやすく説明するか、考えに考えた結果、模型を作ってみました。

葉の組み方が解りやすいよう、葉の色を4色作り、
撓めた姿を表現するためにワイヤー内蔵の優れもの。


本物これが功を奏したのか、生徒さん方が想像以上に上手なのかは解りませんが、初めての杜若とは思えない仕上がりになりましたので、ご覧下さい。

しかし、いくら一生懸命作っても模型、やはり紙は紙。
自信作でしたが本物のお花には到底かないませんでした。
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2006年04月24日

ベテランも お生花


丹頂・ドラセナ 今日も草物(丹頂とドラセナ)のお生花をご紹介します。
一見さらっと入っていますが、丹頂の茎は配水管の様に複雑な線を描くため、水際をまとめて役枝をそれぞれの定位置に配置するのが難しい花材です。
 この作品は、華道歴30年以上の大ベテラン・Oさんの作品です。
 お生花は力や技術や体力が必要というイメージがありますが、花を見る目さえあればこんな軽やかなお花も活けられます。
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2006年04月20日

若者もお生花


サンダーソニアいけばな 特にお生花(せいか)は、人生をじっくりと楽しんでいる年代の皆様には親しみやすいようですが、サクサクと楽しんでいる若者世代にはちょっと垣根があるかも知れません。(ない方もたくさんいますが)
今日、ガラガラと引き戸を開けて教室に入ってきたTさん(若者世代)は、サンダーソニアのオレンジ色の花の可愛さに見入られ、スルスルとお生花を活けてしまいました 絶好調。
出来栄えもさることながら、活けている最中のTさんのノリノリの手さばきと生き生きした背中(なぜか背中)に、コクリとうなずく春の夕。この調子で頑張って下さい。
お生花を活ける若い年代の方がもっと増えることを願って・・・。

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