2013年06月03日

夏に向けてのいけばな

関東地方は先週半ばに早くも梅雨入りしました。

でも、その後は夏を思わせる日差しの毎日で
梅雨を飛び越えて一気に夏になってしまったかのようです。

暑い夏を涼しく過ごすには
涼しげなお花を飾るのも一案。

今週は涼しさ先取りの、お稽古のお生花をご紹介します。



夏椿・鉄砲百合.JPG

まずは一由さんの枝もののお生花。
花材は夏椿と鉄砲百合。

夏椿は別名「沙羅の木」。
まだ開かない白い蕾が水玉のように可愛らしい枝ものです。

そこにやはり固い蕾の鉄砲百合を合わせました。
四方に広がる鉄砲百合の花(蕾)の整理が勝負のしどころ。
線を意識してすっきりと仕上げました・

蕾と葉の緑が清涼感一杯です。



カラー.JPG

こちらは一芳さんの海芋のお生花です。

海芋、というとなじみがありません。
最近ではカラーと呼ばれます。
カラーと呼ぶと、ぐっと身近に感じられますね。

この海芋、いけばなでは古くから使われている花材です。
水盤にたっぷりと水を張って生け、水辺の風景を表す花材。

ですが今日はモダンなコンポートを用いて
現代的な作品に仕上げました。

飾る場所を選ばないモダンさと手軽に飾れる大きさのいけばなは、最近特に人気です。



デルフィニウム・キキョウラン.JPG

そして最後は一史さんの水盤生花。

花材はブルーが鮮やかなデルフィニウムに
白い斑が涼しげなキキョウランの葉の取り合わせです。

水盤型の花器に剣山を用いて生ける「水盤生花」という手法です。
木蜜で生けるよりも簡単、と思う方が多いのですが、
剣山にキキョウランの紙のようなヒラヒラの薄い葉を挿すのは想像以上に大変です。

額に汗しながらキキョウランの葉を一枚一枚丁寧に刺した力作。
しかし、それを感じさせない涼しげな佇まいの作品。


夏に備えてお花の準備は万全な、
今週の都古流家元教室の皆さんの様子でした。


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2013年05月22日

第46回 日本いけばな芸術展

2013Geijutu.JPG

日本いけばな芸術展、今日から開催です。

隔年開催の、最大規模のいけばな展、
日本橋高島屋、8階ホールで始まりました!

今日は初日、日本いけばな芸術協会・名誉総裁の常陸宮妃殿下が作品をご覧くださるので、
出品者一同、朝から手直しにも気合が入っていました。

初夏の風情漂う会場で、ぜひ渾身の一作をご覧ください。




都古流からは

  1次展(22日・23日) 窪寺一美 (席番号158) ・ 石川一照 (216)
 
  2次展(24日・25日) 川村一祐 (276)

  3次展(26日・27日) 家元・小林一阿彌(67)・土居一彩 (251)


の5名が参加、それぞれの初夏を表現します。   
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2013年04月22日

いけばな×百段階段

目黒雅叙園で開催中の「いけばな×百段階段」展、
4月16日から21日までの、都古流「静水の間」での出品が無事終了いたしました。

たくさんのお客様にご来場いただき、ありがとうございました。
会場で頂いたお客様からのお言葉を励みに
今後もなお一層精進致します。

ありがとうございました。

20130421家元.jpg

家元作品『不老長春』
(この写真は目黒雅叙園より特別の許可を得て撮影したものです。)


その他の作品写真も近日中にホームページでご紹介する予定です。
また、目黒雅叙園のホームページでも、今までの出品作品がご覧いただけますので
ご興味のある方はそちらもチェックして下さい。

「いけばな×百段階段」展は、5月19日まで続きます。
これからもさまざまな流派の花が会場を彩りますので
引き続き春爛漫の百段階段をお楽しみ下さい。
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2013年03月06日

いけばな協会展 始まりました

桜の枝先が膨らみ始めました。
薄手のコートを着ている方が増えてきました。。
天気予報で花粉予報も出始めました。


春ですね!


毎年春の訪れを告げるイベント、「いけばな協会展」が今年も始まりました!
今年は会場を新宿の高島屋に移し、
装いも新たに文字通り『華々しく』春の花が会場を彩っています。



都古流からも、6名が出品します。
ぜひ会場にお運び頂き、ひとときの春の華やぎを感じて下さい。


1次展(6日・7日)・・・大内理恵子 今までで一番手触りの良い作品が完成。触れて頂けないのが残念。
             坂田一繁  家元から頂いた花器で渋みの一作を生けました!
               ※只今開催中!(6日現在) 

2次展(8日・9日)・・・家 元   春らしい華やかな色使いの作品で出番を待っています!
             金子一元  お友達から譲り受けた花器で、練習を重ねたあの作品を披露します。
             
3次展 (10日・11日)・・・大塚一希  大震災以来の作品出品。今回は「新たな一面」に挑戦との事。  
             渋谷一由  大きな花展に初チャレンジ!お稽古の成果を100%披露します。
             。

都古流は席番号120番です。




ちなみに下の作品は、1次展の作品の一つ。
『幻のダリアバージョン』です。
今はバージョンアップし、ダリアではありません。
何が入っているかは、会場にてのお楽しみ、と言う事に致しましょう。


いけばな協会展 大内 ダリア.jpg



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2013年01月01日

平成25年のお正月〜自由花編

お正月は、出掛けた先でもテレビの中でも、いつも以上にお花を沢山目にします。
お花は、普段の光景をその時々の行事や催しの場に変えるのにとても効果的ですね。
バレンタインやクリスマス、七夕にお盆など、そこに飾る花によってより雰囲気を楽しむことが出来ますが
特にお正月はお花の影響力を大きく感じます。

都古流の皆さんが、それぞれのお家や教室のショーウィンドウを
お正月をより楽しむ為に生けた自由花の作品をご紹介します。



K.K.さん.jpg

今年初めてお正月のお花を生けたKさんの作品は、竹・松に濃いピンクの大輪のユリを合わせました。
竹と松はお正月の代表的な花材ですが、そこに艶やかなピンクのユリを合わせて
学生さんらしい、勢いと華やぎのある作品に仕上がりました。



F.K.さん.jpg

こちらも今年初めてのF.K.さんの作品です。
松に千両と薄いピンクのユリの組み合わせ。千両が入るとぐっとお正月の雰囲気が盛り上がります。


一舞さん.jpg

松にオンシジウムとピンポン菊というモダンな組み合わせは一舞さんです。
鮮やかなオンシジウムの曲線は、ここ数年お正月花材として人気が高まって来ています。
明るく鮮やかな組み合わせで、明るい一年の始まりを生けました。


一貴さん.jpg

一貴さんは同じくオンシジウムに、竹とグロリオサを合わせました。
「小さな作品を複数」というご希望に合わせて、小さな2作品です。
大きな作品は花たちの流れる柔らかい線を強調したもの、そして小さい作品は竹の強さを中心にコンパクトにまとめた門松風と、2つの印象を変えました。
別々に飾ることも、2つを一緒に飾ることもできる作品です。


教室1.jpg

最後に教室のショーウィンドウの作品です。
小さな3つの花器に生けた作品を一つにまとめました。
器はベトナムで購入した漆器を2種類、
両端の2つの器は外側が白で内側が金色、真ん中は外が黒くて中が赤。
お正月色だな、と思って買ったものです。
根引き松・蛇の目松・梅・千両2色(赤・黄)そしてグロリオサの入った、
小さいながらも盛りだくさんな盛り花にしました。










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平成25年のお正月〜お生花編

明けましておめでとうございます。
平成25年も、どうぞよろしくお願いいたします。

昨年末、いつもお世話になっているお花屋さんが
まるでアイドルの握手会のように人で溢れ返っているのを目にして
『やはり皆さん、お花が好きなのだな』と感じました。

勿論都古流の仲間たちもお花が大好きで、
お正月を彩るためにさまざまな作品を生けました。

今回は生徒さん・そして教室のお正月のためのお生花作品の一部をご紹介します。


Kさん.jpg

五葉松と黄色いバラはKさん。
お知り合いの床の間にプレゼントすると言う事で
『都型』、別名『一阿彌好み』と呼ばれる都古流オリジナルの薄端花器で生けました。
五葉松の緊張感あふれる幹の線と花器との組み合わせで、格調高いお正月花になりました。





一伸さん.jpg

一伸さんのお生花は優しい色合い。
Kさんと似ていますが、こちらの松は根引き松、五葉松より少し小振りでカジュアルな印象の、
葉の長い松です。
柔らかいピンク色のバラですが、大輪なので2輪。

松とバラという花材の組み合わせは、南画の迷語で「不老長寿」を表すので、お正月やお祝いの席にお勧めです。



一恵さん.JPG
一恵さんは、若松と小菊を使ったお生花。
若松は門松に使う松、まっすぐにすっきりと伸びる松です。
都古流ではあまりお生花には用いなかった松ですが、清々しい出来上がりに、一同「来年は・・・!」と話題になった作品でした。


一希さん.jpg

一希さんは五葉松・千両の王道コンビに葉ボタンを合わせて
お生花ながらも可愛らしい作品に仕上げました。
一希さんは、今年3月に新宿高島屋で行われる「いけばな協会展」に参加の予定です。
美しくじっくりと撓めた松の曲線に、展覧会に向けた気合がちらりと垣間見える作品に仕上がりました。


教室のお正月花.jpg

そしてこちらは教室のショーウィンドウの作品。
松葉の根本が白く、葉先が緑色のこの松は「蛇の目松」と言います。

「巳年」に「蛇の目松」。

蛇の目松の穏やかな色合いに合わせて、黄色い実の千両を合わせました。

小さな作品ですが、数えきれないほどの楔を入れて型を整えた力作です。





















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2012年09月18日

紅葉李に似合う花は・・・?

『お稽古用に、とても良い紅葉李が入りました!』
花屋さんからの電話にわくわくしました。

生けて楽しく見て楽しく、と言う事で、合わせる花を2種類用意してみました。

まず合わせたのは菊。
秋の花ですね。

一芳さん 紅すもも・菊

一芳さんの作品。
菊の明るい黄色と紅葉李の濃い紅色のコントラストが鮮やかですね。
菊の黄色が強いので、紅葉李を大きめに生け、
菊を葉隠れ気味に使うことにより、色の強さを抑えた作品です。


次はクルクマを合わせた作品です。
一史さんの作品。

一史さん 紅すもも・クルクマ

クルクマには大きく美しい葉が付いています。
その葉を生かすために、クルクマと紅葉李を別に生け、合わせて飾るという生け方にしました。
合わせて飾る場合は小さい作品の真(一番高い花)は、大きい方の留(低い位置で左に伸びた枝)より
高くしてはいけないという決まりがあります。
その決まりを守るために、クルクマは水盤に生けて高さの調整をしています。



最後はネリネを合わせた一成さんの一作。

一成さん 紅すもも7・ネリネ

一史さんの作品と比べると水盤の作品が大きいですが、
これは全く別に飾る為に生けた2つの作品を一枚の写真に収めたからです。

一成さんはネリネのピンクと紅葉李の紅色は別に飾った方が映えるという判断で
別々の2作品を生けました。
と言う事で紅葉李は小さめに、ネリネは大き目に生けてあります。

ネリネの濃いピンクの花と薄いピンクの水盤が可愛らしい。




他の生け方・取り合わせの作品もご紹介したいのですが、
今日はこのくらいでごめんなさい。

合わせる花により花型を決めて作品に仕上げる。
同じ紅葉李でも出来上がりは色々で、見ていてもとても楽しいお稽古でした。







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2012年07月18日

水盤生花

関東地方も梅雨があけました。
とうとう夏の到来です!

浴衣や風鈴など、涼しさを感じさせる夏の風物の出番ですね。

いけばなでは、夏の風物の一つに、『水を見せて涼を感じる』作品があります。

普段は筒型の器に生ける事が多いお生花ですが、
最近暑くなってきたので、水盤型の花器を使って涼しげなお生花を生ける方が増えてきました。

今回はそんな水盤生花を3作、ご紹介します。


最初は古典の水盤生花です。

一美先生 だるまヒオウギ.jpg

花材は「だるまヒオウギ」。
可憐な花と肉厚の葉で構成する作品。
撓めの効かない茎を葉で隠しながら、美しい流れを表現しなければならない花材です。

ベテラン一美先生のこの一作は、
曲がらない茎をカバーするために葉を良く撓めて
流れるような留(作品の右側へ流れる線)の線を描いています。

藍色の四角い水盤を用いて、古典の花をモダンに仕上げました。
オレンジ色の花が良く映えます。


次ははっきりとした色で夏らいし一作です。

一成先生 モナルダ・オクロレウカ.jpg

花材はオクロレウカという葉とモナルダという花の組み合わせです。

すっきりと伸び上がるモナルダの花と、ほんのり撓めたオクロレウカで
南国のような色合いの夏のお生花が出来上がりました。

2種類の花材を混ぜて生ける、古典とは一味違う生け方です。

こちらもベテラン一成先生の作品。
「お花を生けてると、暑いのを忘れちゃうわ…」と
笑いながらおっしゃっていました。


最後はちょっと風合いを変えた作品です。

一希さん ドラゴン柳・バラ.jpg

花材はドラゴン柳に薄いピンクのバラと濃いピンクのスプレーバラ。

天地人三才はドラゴン柳で、肉付けにバラを配しました。
こちらも3種をまぜて生けています。

前の2作のきっちりとした風情とは異なり
自由に伸びる柳の線が楽しい作品です。

ピンクのバラがさりげなく全体の印象を引き締めてくれました。

この作品を生けた一希さんは若手のベテラン。
おおまかな説明だけでしっかりとした花型にまとめてくれる
頼りになる生徒さんです。



3作ともたっぷりとした水面が涼やかな作品です。
「四季それぞれの風情を楽しめる」、
いけばなの楽しさの一つであり、日本に生きる楽しみの一つでもあります。

皆さんも夏を思い切り楽しんでください。










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2012年07月01日

フラワードリーム開催中!

昨日より、東京ビッグサイトで
東日本大震災復興支援イベント『フラワードリーム』が始まりました。
その様子を少しだけご紹介します。

20120630 入口.jpg

入口では仙台七夕の美しい飾りがお出迎え。
その足元ではフラワードリームのゆるキャラ「はながっぱちゃん」も大奮闘です。


20120630 お花の販売コーナー.jpg

東北のお花の販売コーナーも充実。
見たこともないような花弁のトルコギキョウを発見し
しばしうっとりしました。


20120630 南国のお花アレンジ.jpg

こちらも東北産のお花やさん。
南国のお花を栽培しているそうです。
スパリゾート・ハワイアンズを思わせるアレンジメント。


お花の作品も、本当にたくさん見る事ができます。
コンクールで勝ち抜いてきた個性豊かな受賞作品たちも圧巻です。
池坊さんは550年記念で巨大な立華を中心とした会場作り。
(著作権の問題上、ご紹介できません、ごめんなさい。)



そしていけばな。

20120630 看板.jpg

「日本を代表する20流派の作品」です。
同じいけばなでも流派によりその作風は全く異なり
ひとつひとつに見入ってしまいます。

20120630.jpg

あ、見入ってますね。
そうです、これが都古流コーナー。
家元・土居一彩・小林美智子の3名が、東北へエールを、と元気のよいひまわりを用いた
夏のお生花を生けました。

まだ、正式な作品写真ができていないので
スナップ写真です。

本物はかなりの大作で、迫力満点です。


7月1日(日)まで開催していますので
ぜひお出かけください。

そしてみんなでまた東北を応援しましょう!













ラベル:復興支援 花展
posted by 385 at 06:45| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月26日

固めた作品と線を見せた作品

夏に近づき、色鮮やかな花々とともに
桔梗や鶏頭など、秋のお花もちらほら見かける今日この頃です。

今週はまず梅雨の代名詞、アジサイの作品を2つ。

一恵さんの紫陽花.JPG

一美さん 紫陽花.JPG

上は一恵さん・下は一美さんの作品、
ともに花材は紫陽花・浜撫子・姫百合です。

一恵さんは紫陽花らしく、全体がぽってりとした印象のシルエット。
対して一美さんは優雅な枝振りを生かした、線を強調した作品です。

それぞれの着目した点が異なることがよくわかる2作です。





そして早くも秋の気配を感じさせる槍鶏頭。

一舞さん・槍鶏頭.JPG


一秀さん・槍鶏頭.JPG

上は一舞さんが「円を描くような」イメージを生けた作品です。
ドラセナの葉の曲がりを使い、槍鶏頭といがなすをその曲りに合わせて配しました。
線を生かした生け方です。


下は一秀さんの「渦を描くような」イメージを生けた作品です。
やはりドラセナの曲がりを使い槍鶏頭をその渦にもまれるように配しています。
ここに合わせたいがなすを小さく使い、線を抑えることにより
ドラセナの渦を強調してみたそうです。


このお二人はほぼ同時に生けあがりました。
お互いにご自分の花とは全く違う印象の作品を見て、
「私もこんな風にしてみたかった!」
「今度はこういう感じにします!」


次回も、楽しみにしてますね。












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2012年06月20日

初夏の自由花

今回は5・6月の自由花の作品です。

まずは黄色い花が鮮やかな初夏の枝もの、ソケイを使った作品です。

一秀さんの傾真型.JPG

ソケイに合わせたのは赤いガーベラとあまどころの葉です。
全体をぐっと傾けて横に伸びる線を考える形を勉強中の一秀さんの作品です。
ソケイの線はこの形にぴったり、とじっくり枝を眺めながら生けました。

花には生けた人の人柄がにじむと言われますが
一秀さんらしく、くっきりと可愛らしく華やかな作品に仕上がりました。





次はKさんのお稽古の作品です。

Kさん2回目の基本型.JPG

花材はレンギョウ・芍薬・クジャク菊。

柔らかく伸びるレンギョウの線と大きくしっとりと咲く芍薬の花で
一秀さんの可愛らしさとはまた一味違った優しい可愛らしさの作品に仕上げました。
白いガラス器も、良く合っています。

これがお稽古2回目のKさん。
この作品の通り、ふんわりと可愛らしい学生さんです。



そして最後におめでたい作品です。

一李さんの盛り花.JPG

5月に結婚した一李さんの結婚後初の作品。
丹頂・アンセリウム・ドラセナの組み合わせです。

丹頂の楽しい線を中心に、シックな色のアンセリウムを組み合わせ
ちょっと大人の雰囲気です。

花器は新居に合わせて新たに購入されたもの。

自由に伸びる丹頂の線を楽しみつつも
大人っぽい色のアンセリウムでしっかりと引き締まった印象の作品、
一李さんの人柄もしっかりと作品ににじみ出てます。


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初夏のお生花

ご無沙汰してしまい、申し訳ございません。

ブログをお休みしていた間の習作の数々をまとめてご紹介します。

今回はお生花の作品です。


最初は新芽の美しい紅葉をいけた作品です。

もみじのお生花.JPG

この紅葉は一伸さんのお庭で剪定した切り落としの紅葉を頂いたものです。
新緑の紅葉はみずみずしくて、見ているとすっきりとした気持ちになれます。

切ったばかりだったせいかとても持ちが良く、
長いことショーウィンドウの中で道行く皆さんの目を引き付けていました。



次も美しい新緑の作品です。

いぼた.JPG

一貴さんのお稽古作品、花材は「いぼた」です。

花の包みを開けた時には、曲がりが無く、根本は細く枝先はぼてっと沢山の葉を付けた枝の姿が
あまり美しいと思えないいぼたでした。

でも出来上がりを見て一同うっとり。

ぽってりとしてた枝ぶりは、不要な小枝を切り取るとすんなりと美しくなり
次にはぶっきらぼうな直線を柔らかい曲線に変身させ
初夏の爽やかさを満喫できる美しい作品になりました。

飾り気のない花材を美しく変身させる、いけばなの醍醐味です。



最期にリアトリスの作品を。

穂槍草.JPG

一希さんのリアトリス。
草ものの基本を学ぶのに適した花材です。

しかし簡単に思われるものほど奥深いものです。
丹精込めて撓めたリアトリスの1本1本の線が組み合わされて出来上がる作品
ついうっかり撓め過ぎてありえない曲線に造りがちですが
このくらいのほんのりとした曲がりが一番、リアトリスの美しさを表現できます。




リアトリスと入力するとリア鳥巣と出てしまいます。
次にリアトリスを生ける時までに単語登録をしなくては・・・。











ラベル:もみじ いぼた
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2012年05月12日

カーネーションづくし〜母の日に向けて

連休も終わり、次のイベントは母の日ですね。
母の日といえばカーネーション。
今週のお稽古にはカーネーションがたくさん届きました。

まずはカーネーションの盛り花です。

一秀さん カーネーション・リョウブ・天門草.jpg

一秀さんの作品はりょうぶ・天門草に朱色の鮮やかなカーネーションです。

カーネーションの朱色意外は、花器までグリーンでまとめたので、
朱色の強さが抑えられて爽やかな印象の盛り花になりました。

りょうぶの葉の黄緑色が季節を感じさせる取り合わせ。

一秀さんは義理のお姉さまと一緒にお稽古に来ています。
今回は一秀さんが自由花・お姉さまはお生花でカーネーションを生けていらっしゃいました。
母の日本番が楽しみなご一家です。



同じ花材でショーウィンドウも飾りました。
それが下の作品です。

ショーウィンドウのカーネーション・リョウブ・天門草.jpg

一秀さんと同じ花材の組み合わせですが、
花器が白い変形花器。
これだけでずいぶん印象が変わります。

一秀さんが「爽やかな新緑の季節」なのに対して、
こちらは「穏やかな初夏のひだまり」といったところでしょうか。


続きましてお生花です。
今回は皆さんピンクのスプレーカーネーションを材料に腕を振るいました。

まずは一由さんの寸筒生けです。

一由さん カーネーション.jpg

シンプルな黒い器でいけたカーネーション。
線の柔らかさがより引き立ちます。

一由さんはとても美しい線を引き出します。
今回も本領発揮。
特に真(一番長い枝)の弓なりの線がとても優雅です。



続いて一希さんの手桶生けです。

一希さん カーネーション.jpg

手桶はその軽やかで優雅な印象から
都古流ではとても人気のある器です。

その手桶に可愛らしいカーネーションをいけたらこうなりました。

手桶の作り出す枠の線が緊張感を生み出し、
同じカーネーションでもキリっと帯を締めた江戸の女性、といった印象です。

一希さんは結婚後もご実家にお花を生けてご両親に楽しんで頂いているとのこと。
お母様が喜んで下さると良いな、と願っています。




そしてKさんの船のお生花です。

Kさん カーネーション.jpg

可愛らしいカーネーションをあえて古典で生けたい、とのKさんのご希望で
船の器に生けました。

華やかな草ものでにぎやかに生ける「芝船」です。


同じカーネーションのお生花でも、器によってずいぶん印象が変わります。
生徒さんの生けるさまざまなカーネーションを見ていると
生けた花(作品)の個性と生けた方のお人柄がリンクして見えてきます。
いけばなって、生けるもの見ているのも楽しいですよ。



最後に今年の代表のカーネーションをご紹介します。

ムーンダスト.jpg

ニュースなどで大きく取り上げられたカーネーション「ムーンダスト」。
青いカーネーションです。

実際見ると紫色ですが、その色素は「青」。

このムーンダストを、お世話になっているお花屋さんの千草園さんから頂きました。
貴重なカーネーション、どうしようか悩んだ挙句、やはり都古流らしくお生花にしました。

合わせたのは天門草とキノブラン。
紫が映えるように反対色の黄色を差してみました。

このカーネーションの花言葉は「永遠の幸福」だそうです。
世界中のお母さんに幸福が届きますように、都古流と千草園さんからプレゼント。
気持ちだけでも届きますように。















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2012年04月26日

春から初夏へ〜八重桜とイキシア

今週の初めは、早くも初夏の気候でした。
もうすぐゴールデンウィーク、日差しも強くなりますね。

お稽古のお花も、季節の変化を感じられるものが届きました。

春の終わりを感じさせてくれたのは八重桜です。
先週は自由花でご紹介しましたが、今回はお生花作品です。

20120421 渋谷 八重桜.jpg

濃いピンク色の花と赤みを帯びた葉のコントラストが美しいこの花材。
お生花にするとまさに「いけばなの王道」。
桜は日本の花王とまで称されるほど、日本人の心にしみこむ美しさと潔さを持っていますね。

最近ではお正月用に年末から出回る桜ですが、
東海桜・啓翁桜・彼岸桜と季節は進み、八重桜が出回ると、もう桜の季節・春は終わります。

この作品は一由さんの作品です。
一由さんにとって、今年最初で最後となった桜のお生花ですが、
楔撓めをフル活用し、ゆったりと優雅で華やかな作品に仕上がりました。




早くも初夏を感じさせてくれたのはイキシアとイタリアンルスカスのお生花です。

20120421 大野 イキシア・イタリアンルスカス.jpg

太めのシャープペンシルの芯くらいの太さの茎に、白から薄いピンクの花をたくさん咲かせるイキシア。
この繊細な花を丁寧に撓めて生けた作品です。
ここにイタリアンルスカスを合わせて、緑の鮮やかさをプラスしました。


細い花材を木蜜で留めるのは、くるくる動いて非常に難しいのですが
難なくまとめたのは一成先生です。
先日もモダンな撫子でご紹介しましたが、今回も濃いブルーのガラス器に生けて
涼しげな美しい作品に仕上げました。

さすがです。



さて、ゴールデンウィークのご予定はお決まりですか?

5月1日(火)午後から6日(日)早朝まで、明治神宮・春の大祭の献花に参加します。
この時期の神宮は一年で爽やかな気候、新緑とともに花菖蒲などのお花も楽しめる美しい季節です。
さらにいけばなも楽しめて言う事なしなのです。

まだご予定のお決まりでない方はぜひお出かけくださいませ。
ご予定のお決まりの方も時間のやりくりをして、お出かけ下さいませ。


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2012年04月19日

4月のお稽古〜自由花編

4月1週目・2週目の自由花の作品です。



まずはこのところの常連、一芳さんの作品。

一芳さん 大島桜 百合 鳴子.jpg

花材は大島桜・すかし百合・鳴子ランの3種類です。

この桜、枝先は白・根本に近くなるにつれ桃色の花が咲きました。
すっきりとまとまって見えますが、百合(柔らかいピンク色)・桜ともに開花すると
とても華やかになります。

一芳さんは花展参加のために2月から桜のお稽古を続けていました。
そろそろ違う花を、というご希望でしたがこの日も桜を選んでしまいました。
桜、お好きなのですね。
同じ時間のいけばな友達からは「桜の女王」というニックネームをつけられました。


次はアイデアに感心した作品です。
一舞さん にしきぎ ドラセナレインボー デルフィニウム.jpg

一舞さんの作品、錦木・ドラセナレインボー・デルフィニウムです。
あまり見かけることのない赤系のデルフィニウムは、モモカという名前がついています。

この時期の錦木は、3mm程度の小さな小さな緑の新芽が付き、日に日に大きくなってゆきます。
この錦木を左にすっと伸ばし、懐に抱えるようにドラセナとデルフィニウムを配しています。
可愛らしい錦木をドラセナで隠すのはかわいそう、ということで
左側に流れるドラセナの線をまとめて丸めて、変化をつけたアイデアが光りました。

一舞さんは、いつも斬新なアイデアで驚かせてくれます。
毎回、楽しみです。



そしてもう一作、一貴さん(橋)の作品です。

一貴さん 八重桜・アイリス・デルフィニウム.jpg

こちらは八重桜・アイリス・デルフィニウムの三種類。

たっぷりあった花材を2つの水盤に分けて生けてみました。
桜のしっかりとした線とアイリスの葉の柔らかい線を交差させて
関連をつけた作品です。

一貴さん(橋)の穏やかな人柄がにじみ出た作品だと、
教室での意見が揃った一作でもありました。

ぽってりとした八重桜の花に、春の終わりと初夏の訪れを感じる今日この頃です。





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2012年04月17日

4月のお稽古〜お生花編

あっという間に桜吹雪も終わり
新緑の季節が始まります。

4月のお稽古、ブログにアップしないうちに2回終わりました。
なので今回は2回分のお生花のいいところをお送りします。

1週目、撫子。
一成先生 撫子.jpg

この色鮮やかな撫子は、「スターチェリー」という名前です。
確かに、チェリーシェイクの色ですよね。
また、よく見ると花弁の先が尖り、絵に描くお星さまのような印象なのです。

このポップな撫子に合わせて、花器はいつもの寸筒ではなくグリーンのコンポート。
花台も花弁型を合わせて、古典とはちょっと違ったモダンなお生花でした。

一成先生は、お仕事場でもある病院の一角にお花を生けています。
この作品も、病院の患者さんや職員さんを明るく見守っているのでしょうね。






2週目、雷電木です。
20120412佐々木 雷電.jpg

『一葵さん、仕事の後の 大仕事 雷電新芽の 愛らしきこと』

ひとひねりしたくなる、ぐっと深みのある、印象的な線を持つ作品に仕上げました。

お生花が久しぶりだった一葵さんですが、
折撓め・楔撓めを駆使して、1.5メートルほどもある雷電木をしっかりと生けてくれました。
(寸筒の高さが約30センチです。)
もう一種、シャクヤクのお生花も選べたのに、お仕事帰りにもかかわらずあえて雷電を選んだ一葵さん。
その心意気にも、心の中で拍手を送ってしまいました。

これぞお生花、というしびれる古典生花になったのではないでしょうか。


この時期の雷電木は、緑の濃淡鮮やかな、15o程の葉がついています。
これが日に日に大きくなってゆく姿を見ると、植物の生命力の強さがはっきりと目に見え、
その生命を手にした責任感をひしひしと感じます。
 
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2012年04月11日

明治神宮・献花、明日までです。

桜吹雪舞い踊る頃となりました。
ひらひらと風に舞う桜色、美しいですね。
お花見はもう行かれましたか?

昨日(10日)より明治神宮の昭憲皇太后祭の献花です。
今回もたくさんの華やかな作品が会場を彩っています。
お時間ありましたらぜひお出かけください。

都古流からは家元・小林一阿彌師が出品されています。
艶やかな花をつけたモクレンの投げ入れです。

作品写真は後日、HPにアップします。

なお、現在本殿までの参道の両側に、明治天皇に関するパネル展示がされています。


行きは左側、明治天皇のご生涯。
IMG_0467.JPG

大政奉還から明治の社会に関するパネルが並んでいました。


帰りは明治の終焉に関する展示。
IMG_0468.JPG

ご病気になられてから、大喪の礼などのパネルが解説とともに並んでいました。

数年前に大河ドラマ「篤姫」を思いだし、
あのすぐ後の日本の歴史を知る事ができ、楽しい勉強のひと時を過ごしてきました。

今の明治神宮、お花に興味がある方も、明治時代に興味がある方も
ぜひお出かけくださいませ。
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2012年03月26日

可愛いくせ者

暖かくなったかと思うとすぐ寒くなり、
春にじらされているような今日この頃です。

でも、警察病院の紅白の梅がたっぷりと花を咲かせ、
中野税務署の水木が小さな黄色の花を風に揺らせ、
その奥の駐車場わきのカナメモチには赤い小さな新芽が伸び始め、
自然は少しづつ確実に春の顔に変化してきています。

今週のお稽古では、可愛らしいけどちょっと難物な花材が人気でした。
フリージアとグラジオラスです。

どちらも遠目で見るとまっすぐと伸びて見えますが、
教習所での難関・クランクのような曲がりがあり、なかなか上手くまとまりません。
水際を一本にまとめるのは至難の業なのです。

そんなくせ者を美しくまとめたお二人の作品です。

フリージアのお生花.jpg

ベテラン・一美先生は手桶花器を使って小粋なフリージア。
たっぷりとついた葉を美しく撓めて、曲線の出ない草物の作品を柔らかくまとめて下さいました。



グラジオラスのお生花.jpg

こちらはいけばな男子・一史さんのグラジオラスです。

クランク曲がりの大きかった今週のグラジオラス、本当に水際をまとめるのが大変な花材だったんです。
「木蜜で留めたくてもどうしても足がまとまらなかったら、剣山でのお生花に・・・」と、
アドバイス差し上げたのですが、
花の足をよくよく見てお花と相談しながら”秘密の作戦”をたてて木蜜で挑んだこの一作。

見事にまとめて下さいました!

一史さんは可愛らしい花材を手にした時、いつも以上のパワーを発揮するような気がします。




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2012年03月21日

乙女椿に悩む・・・器合わせも難しいです

先日のいけばな協会展・3次展で拝見した椿のお生花、華やかで素敵でした。
そんな折、乙女椿を見つけたので、早速チャレンジ。


ピンク色のぽってりとした花と、可憐な花とは対照的な素朴な線を持つ幹。
一昔前の飾らない娘さんをイメージして、まずは木製の寸筒に生けてみました。

乙女椿 木の寸筒.jpg

イメージ通り。
でもイメージ通り過ぎる・・・。

和風な可愛らしいイメージから少し離れてみようかな、とこちらに変えてみました。

乙女椿 白い寸筒.jpg

モダンな印象になりました。
これはこれでいい感じもあります・・・。

でも、柔らかい椿の線に対して、ちょっとっ花器が固い印象。

ということで柔らかく見て楽しい器に生け替えてみました。

乙女椿 ガラスのコンポート.jpg

オーストラリアのセーター屋さんで、家元が一目ぼれして購入したガラスの器。
足の部分が螺旋を描く、変わった器です。

手荷物で大切に大切に持ち帰った花器に、根性で木蜜をかけて生けてみました。

椿のピンク色のポップさに合わせたつもりでしたが、幹の素朴さにちょっと合わない・・・。
この器にはもっとモダンな花が合いそうです。


そういえば椿の花、フランスの有名ブランドのモチーフに良く使われています。
それではモダンさは少し抑えて、洋風なクラシカルを目指してみようかしらと思って生け替えたのがこちら。

20120317 椿 鉄のコンポート.jpg

昭和30年代、2世家元の頃に流行った鉄の器。
クラシカルなモダンさには少し近づいた気がします。

もう少しすっきりさがある器はどうかしら・・・?
で、こちら。

20120318 椿 ガラスの水盤.jpg

ガラスの水盤に生けてみました。
緑色のはどんな花にもよく合います。
迷った時にはありがたい器です。



と、一つの花材をいろいろな器に生け替えて楽しんだ一日。
器選びで作品の印象がだいぶ変わります。


さて、みなさんはどれがお好きですか?


おまけ
椿 卵.jpg

虫の卵の名残。
作品の中にいます。

さて、どこにいるでしょうか?

posted by 385 at 11:52| Comment(0) | TrackBack(0) | お稽古のお生花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月19日

いけばな協会展その後の二人

いけばな協会展が終了して、早くも一週間が過ぎました。
興奮冷めやらぬ教室では、出品者の健闘を祝して、花展話に花が咲いた今週のお稽古。

今回はいけばな協会展に出品したお二人の、協会展後のお稽古作品です。



まずは木瓜の力作を出品した一元さんです。
一元さんの木瓜.JPG

今回も木瓜!

花展の残りの花材を利用して、もう一作木瓜を生けました。
花展のベテランでもやはり本番はかなり緊張されたそうで、
楔を一つ入れるにも、吟味に吟味を重ねて慎重に作業を進めた先日。
でも、今回はサラサラと肩の力を抜いての楽しいひと時。
ひらめき通りにはさみやのこぎりを動かして、
2時間ほどの短時間で、出品作品にも負けないような、写真の力作に仕上がりました。


出品前のお稽古の木瓜・出品直前の手慣らしの木瓜・出品作品、そして今回のお稽古と、
今頃一元さんのご自宅には4作の木瓜が並んでいるはずです。





桜を生けた一芳さんは今回は自由花です。
一芳さんのヘリコニア.JPG

花材はニューサイラン・プロテア・ヘリコニア。
ヘリコニアの花の両サイドから出る茎の直線を生かして、
全体を直線的にまとめた作品に仕上がりました。


そういえば、いけばな協会展での一芳さんのお隣の席では
ヘリコニアの赤をポイントにした素敵な大作が飾られていました。
あの作品を、ちょっと意識したのかしら・・・?

花展に参加すると、自分の花への理解が深まると同時に、
いろいろな作品を以前よりじっくりと拝見することにもなり、さらにお花に知識と興味が広がります。
得るものの多い花展、機会があったらぜひ一度参加して下さい。


一芳さんのご自宅も、やはり出品に際してお稽古を続けた桜のお生花が
最近までたくさん並んでいたそうです。
今回のお稽古で、少し模様替えですね。




前回、いけばな協会展の作品をアップしたところ、
いつにも増してたくさんのアクセスがあり、一同大変喜んでいます。
ありがとうございました。
これを機会にぜひまた都古流の作品を見にいらして下さい。





posted by 385 at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | お稽古のお生花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする